筋肉痛のときのマッサージはおすすめしません
筋肉痛で身体が痛い場合に関してはヘッドスパ然りマッサージやもみほぐしに行くときは注意が必要です。
強めに押されたり無理なストレッチをしてしまうと余計に身体が痛くなったり筋肉がより傷つき回復するのが遅くなってしまいます。
筋肉痛はなぜ起こる?
そもそも筋肉痛がなぜ起こるかというとこの様なことが原因です。
・急に運動をして筋肉が傷ついた
・運動不足で疲労が溜まりやすい状態が続いている
大体がこの3つのうちどれかあ当てはまり筋肉痛が起こります。
運動をしたあとは筋肉の繊維に細かな傷がつくのですがその傷を修復しようとする際に炎症してしまい痛みが発生します。これが筋肉痛の元です。
この炎症が発生したときに痛みを生み出すのですがその物質のことをブラジキニンというそうです。
ブラジキニンとは
ブラジキニン(bradykinin, BK)とは、ノナペプチド(9個のアミノ酸が連なった分子)であり、血圧降下作用を持つ生理活性物質の1種である。キニノーゲンから血漿カリクレインやトリプシンによって作られる。構造はArg–Pro–Pro–Gly–Phe–Ser-Pro-Phe-Arg-OH。肺に存在するキニナーゼ(アンジオテンシン変換酵素)により分解される。カリジンとともにプラスマキニン(血漿キニン、単にキニンとも)に分類される。
Rochaらが、血中にヘビ毒が入ると血圧低下と腸管収縮を引き起こす物質が産生されることを発見し、ギリシア語の”brady(遅い)”と”kinin(運動)”をつなぎ合わせて命名した[1]。1960年になると、ブラジキニンのアミノ酸配列が解明され、ブラジキニンは血漿および組織におけるカリクレイン―キニン系で産生され、循環調節・血管拡張・浮腫・炎症・痛みといった多くの生理的役割を果たすことが分かっている[1]。発痛作用はPGE2により増強される。
引用元:ウィキペディア
筋肉痛は身体を修復している最中
筋肉痛は傷ついた筋肉を修復している最中という証拠です。
この状態で揉みほぐしやリラクゼーションサロンに行ってしまうと余計に筋肉を傷つけてしまい回復する速度が遅くなり余計に痛くなる可能性があります。
なので筋肉痛がひどいときにマッサージサロンなどに行くこと余計に身体を痛めつけリラックスもしづらくなってしまうでしょう。
筋肉痛はいつまで続く?
筋肉痛は個人差や年齢にもよりますが大体は3日から1周間くらいで収まると言われています。
痛みが弱まり治ってきた頃に筋肉は太くなります。
軽めのマッサージ・ストレッチはOK!
筋肉痛のときマッサージやストレッチをするときは軽めにやることを守ってください。
強くやって痛みが出てしまうと筋肉を傷つけてしまうだけなく炎症した部分の血行が良くなり回復するのが遅れてしまいます。
一番痛いところから少し遠くの場所を押しましょう。
痛いところ=治している真っ最中ですのでここをピンポイントに押すことは避けましょう。
繊維を傷つけ治りが悪くなります。
少し遠ざかったところを緩めに押してあげることで老廃物を流れやすくして回復が早まりやすくなることもございます。
ストレッチも同様でガッツリやるのではなく軽めに少しずつ行うことは良いことと言えるでしょう。
筋肉痛の時にマッサージサロンに行くときはしっかりと事情を説明してから施術をしてもらってください。
筋肉痛がいつまでたっても収まらない場合は病院へ
2,3日・1週間たっても痛みが長続きしている方は一度お病院で見てもらったほうが良いかもしれません。
行く病院は整形外科です。
線維筋痛症(せんいきんつうしょう)の可能性もあります。
リウマチなんかも引き起こすものになり日常生活に少し支障が出てしまい日本人の約2%(210万人)の患者さんがいると言われています。
詳しくは下記文章を御覧ください。
線維筋痛症は身体の広範な部位に疼痛をきたす原因不明の慢性疾患です。リウマチ性疾患に分類されていますが、自己免疫の異常や炎症はみられず、機能的な(機能の働きに異常を生じる)リウマチ性疾患といえます。慢性的な痛みにより、日常生活における動作や生活の質が大きく損なわれますが、器質的な組織破壊などをきたすことはなく、生命が脅かされることもありません。
線維筋痛症の原因はいまだ不明です。末梢神経からの痛み刺激を脳に伝える上行性経路において中枢の興奮経路が賦活化(活性化)され、さらには脳から末梢神経へとつながる下行性の疼痛抑制(痛みを抑える)経路にも障害が起こることにより、痛みが中枢において増幅されてしまうこと(痛みの中枢性感作)が疼痛をきたす原因と考えられています。
引用元:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/fibromyalgia/
肩・首・腰回りがひどく痛む場合は線維筋痛症の可能性があります。
まとめ
筋肉痛がひどい場合、マッサージサロンやリラクゼーションサロンで無理に強く揉まれてしまうと余計筋肉痛の症状が悪化したり回復するのに時間がかかってしまうことがあります。
特に、一番痛身を感じるところをツボ押しのように強く押してしまうとより痛みがひどくなりやすいので少し遠ざけたところを伸ばしたりするのが効果的です。
リラクゼーションサロンなどで軽めにストレッチや近い部分をもみほぐすことによって老廃物が流れやすい状態が作られることで楽になりやすくなることもあリます。その際はセラピストにカウンセリングの際に明確に伝えたほうがリラックスも満足度上がると思います。
筋肉痛が一向に治らない・しびれや倦怠感を感じる場合は線維筋痛症の可能性もあるので一度整形外科で受診をすることをおすすめいたします。
筋肉痛に良い自宅ケアの方法をいくつかご紹介
よく聞くのが【温める】や【冷やす】ですがどっちが正しいかわからないですよね。
これに関しては筋肉痛の際に患部が痛かったり熱い場合は冷やしたほうが良いです。
筋肉が痛かったりしない場合は落ち着いている状態と言えるのでその際は温かいタオル(熱いはNG)が効果的だと言われています。
睡眠も筋肉痛に非常に効果的です
睡眠も筋肉痛の回復を早めるためには重要です!
ベッドで横になって寝るときの1時間から3時間の間はゴールデンタイムと言われており成長ホルモンがたくさん分泌されます。
この成長ホルモンが筋肉を効果的に修復してくれると言われて疲労回復効果もあり身体がスッキリしやすくなると言われています。
筋肉痛がしんどくてもリラクゼーションサロンで軽めにもんでもらったり、ドライヘッドスパ専門店で癒やされて眠れる2,3日睡眠の環境を良くすることで身体のダル重さや筋肉痛の回復速度を上げることはできるといえるでしょう。
ただし、あまりにもしんどいときは無理せず自宅でゆっくりと頑張った自身の身体を休ませてあげることが一番かと僕は思います。
ヘッドミントVIP岐阜店では身体・頭を伸ばしたりするストレッチの動作も手技に多く取り入れておりますので、ある程度痛みが引いたときや寝不足の際には是非ご利用くださいませ。
皆様のご来店こころよりお待ちしております。